カイロ市内からわずか30分ほどでピラミッドに到着してしまった。はやっ!昔もあったのかなあ・・・記憶ないんだけど、西岸では高架のハイウェイのような道路をがんがん飛ばしてきた。
ギザのピラミッドエリアの入場料は50ポンド(約1000円)だ。
これがいわゆる「第一ピラミッド」といわれるクフ王のピラミッド。
高さは146mで、最頂部が欠けて、現在は137m。一番上を見ると、もともとの高さのかわりに、鉄柱が建てられている。
17年前、完全に若気の至りで自分は、日本人旅行者3人にくっついてあそこに上り、鉄柱に日の丸をとりつけて記念撮影なんかしていた。
若かったなあ・・・というか、バカだったなあ。
どうやって傾斜51度のこの崩れかけた石段を登ったのか・・・。
覚えているのは、何度も途中で怖くなったことと、手がしびれたこと、最はもう無我夢中で、足を滑らせたらその時だ!と開き直って登っていたことなど。
(問題は真っ暗な中で決行した登りより、日が昇った後、カイロ市街も見下ろせる状態で足元も高さもはっきり認識できてしまう状態での下りだった)
普段一人旅行が多いのだが、やっぱ大勢は楽しい!!!
みんなで「おおおっ!ピラミッドだぁ!!!」「きゃー、らくだ!」「尖ってる~!」とか盛り上がれるし、頼まれてシャッター切るのも楽しいし、自分の写真も撮ってもらえる。
ちなみに上の写真の自分の左側にいるのは、
黒づくめの民族衣装を着たエジプト人。
・・・ではなく、日焼け・日射対策ばっちりのツアーメンバーだ。
事前にREIKA先生からのブリーフィングがあり、
全員、長そで・スカーフ・サングラスなど、装備ばっちり。
エジプトでは、素肌を直接日にさらさないことが大切。
単に「肌焼けちゃうから」ということではなく、日焼けするとものすごい体力消耗するのだ。
これは第二ピラミッドと呼ばれるカフラー王のピラミッド。
もともとピラミッドは、こんな風に大きな四角い石が露出したでこぼこの表面ではなく、表面が化粧岩で覆われた、表面が平らの、きれいな四角すいだったそうだ。
その名残が、このピラミッドの頂上部には残っている。
(あと最下部には「サンプル」ということで少し作られている)
この後はじめて、カフラー王の内部に入った。
ずっとしゃがみ続けながら回廊を歩いて行くのはめちゃ大変だった。
ガイドブックには「クフ王のピラミッドよりすいていて静か」というようなことが書かれていたが、十分混んでいた気がする。
正直、カフラー王の内部にも入ったこと(何度も)あるが、両方とも「あれ、中ってこんなもんなの?」という感想だと思うので、どっちに入っても一緒かなと思う。
その後、3つのピラミッドがすべて写真に収められる「パノラマポイント」と呼ばれる場所へ。
砂漠のど真ん中かと思うとそんなことはなく・・・
らくだ乗りビジネスの人たちがたくさんいて、お土産売りもいっぱいいて、何より観光客ぎっしり。
ヨーロッパもバケーションシーズン。
エジプトは、ヨーロッパの人たちからすると「日本のハワイ」的近さの一大観光地だったりするので、白人観光客がびっしり。
思いのほか日本人は少なく、ツアーも1組しか見なかった。
ツアーメンバー全員がらくだと一緒に写真撮影することに。
乗って写真撮るだけで1人1ドルというなんともおいしい商売だが、それでも安いほうで、不慣れな日本人は、ラクダツアーや単に写真撮影するだけで、ものすごい金額をふっかけられてトラブルになっている。
そんな話を大量に聞いているので、自分一人だったら値段交渉億劫で乗らないのだが、やっぱ、大勢で行くと、こういう時に
「面倒だからいいや」
とならずに、いろんな体験ができてうれしい。
普段やらないことをやって、
ちょっと照れてる自分。
13名のツアーなのになぜか大型バス。
日本語ぺらぺらの若い男性ガイドがついてくれ、熱心に細かく説明してくれた。
自分、昔10回以上ツアーに同行して同じことやっていたのに、ピラミッドの名前すら覚えていなくてびっくり。年はとるもんじゃないね。
その後、スフィンクスと河岸神殿へ。
写真やテレビではさんざん見ているスフィンクスが、生で目の前に鎮座している風景に、「わたし、めちゃめちゃ盛り上がってるんです!!!」と感激しまくりのメンバーも。
いやー、確かにこれは感激する。
エジプトは一生に一度来ておく価値がある国だと思う。
ただ、時期にもよるが結構体力も必要なので、あんま高齢になってからじゃないほうがいいかも。
今回はパノラマでも撮影♪
ただ日差しが強くて液晶がまともに見えず、いま一つうまく接合できない。
ピラミッドの近くには、こんなオープンカフェも。
まじかにピラミッドを見ながら、ビールなんかも飲める。
・・・でもマジで暑くて、自分には耐えられないぞ・・・。
相変わらずなんだけど、
スフィンクスの視線の先には「ケンタッキーフライドチキン」と「ピザハット」。
コメント