カイロでどの風景が好き?と言われたら、日没時のムハンマド・アリ・モスクと答える自分。
眼下にはどこか煙った大都市カイロ。
ナイル川と西岸エリアの向こうには広い砂漠が横たわっていて、地平線にはピラミッドのシルエット。
そこに夕日が沈むと、シタデル(ムハンマド・アリ・モスクなどがある一帯)のすぐ下にたくさんあるモスクの緑の明かりがついた尖塔から、一斉にアザーンが響きあがってくる。
21歳で最初にエジプトに来た時には、「この風景を自分、見たくてここに来たんだ」って思ったほど好き。
今回は午前中だったので、残念ながら日没風景は見れないものの、ムハンマド・アリ・モスクは非常に見ごたえのある建築物だ。
緑の民族衣装をまとった観光客。
・・・ではもちろんなく、ノースリーブシャツとか短パンとか、肌露出の多い女性観光客の場合、この緑のマント(?)着用が義務付けられる。
自分たちのグループは、REIKA先生の事前注意もあって、長そでに裾の長いスカートやズボンの人が大半だったけど、ひとり、少しパンツが短めというだけで「マント組」になってしまった若い女の子もいた。
モスクで建物の上部などよく見ると、実に細やかな装飾が施されていることがわかる。
そして、複雑な唐草模様のように絡み合ったアラビア語の文字(コーランの一節)が刻まれている。
アラビア語は、漢字圏同様「書道」があり、文字はそのまま芸術作品になる。
屋根がドームになっているので非常に天井が高い。
ステンドガラスの窓も、天井からつり下がったシャンデリアも見事だ。
ごろんと横たわって天井を見上げる人も多い。
一般のモスクだと、真面目に礼拝している人も多く、異教徒である観光客は非常に気を使うが、ここは観光名所化しているので、比較的くつろげる。
こんな感じで♪
ムハンマド・アリ・モスクに隣接する広場から眺めたカイロ市。
写真拡大すると、真ん中あたりの地平線に、3つのピラミッドが見えるはず。
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