ラマダーンの施し食事

写真ちょい近くで写真撮るのははばかられたのでいい写真じゃないのだが、ラマダーン時の夕方、日没後のイフタールの時間帯になると、市内のいろいろな場所で、こんな風に椅子とテーブルが並べられ、無料で食事できるスペースができる。

お弁当セットみたいになったのを配っているところもあった。

あと下町のほうだと、家やお店の前にテントが張られ、そこで“炊き出し”みたいなことをしながら、大きな鍋から食器へ食べ物をよそっている風景も見られた。

これはラマダーン時に、富める人も、貧しい人と同じように空腹に耐える体験をし、同時に貧しい人に施しをするという行為の後者のほう。

実際にたくさんの人が集まって食べている風景を見ると、「貧しいのかなあ・・・なんか普通に近くで働いていた人がみんな集まって食べているだけに見えるんだけど」とも思ったけど、エジプト人に聞くと「ゼイ・アー・プア」と明言していたので、やっぱりそうなのかも。

ちなみに配布していた、容器に入ったお弁当のほうは、近くで働いていた人とか制服姿の警官とかがみんなで「あっちの角で、タダで配ってるぞ!」と情報流しあい、殺到してもらっていたので、こっちは別に「貧者」とも限らない感じだった。

日本人旅行者でも、それをいただいて食べていた人がいた。