エジプト旅行の際の服装

写真エジプトの夏は非常に暑い!

とりわけ観光客の場合、ピラミッド周辺やルクソール西岸、最南端のアブ・シンベル神殿など、暑めのところを集中的に訪れることになる。

夏だからこそ長袖が必要

「だからTシャツに短パンでいいだろう」

と思いがちだが、逆に暑いゆえに長そでや長ズボンが必要になる。

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欧米人観光客の中にはノースリーブで肌を真っ赤にして歩いている人も多いが、気をつけないと火傷に近い状態の日焼けをする。いくら日焼け止めを塗っていても、素肌を直接太陽にさらすのは危険だ。

日焼けは体力消耗にもつながり、体調を壊しやすくなる。

夏の時期は、

・半袖Tシャツ
・UV加工された風通しのいい長袖ジャケット
・下も風通しのいい長ズボンや裾の長いスカート
・ツバの広い帽子
・歩きやすい靴(砂地や舗装状況悪いところも多いので)

がお勧め。
とにかく素肌を極力覆うようにしたほうがいい。

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油断すると首回りも日焼けしやすいので、スカーフだったり、最近よく見かける、濡らして軽く絞って使うと首回りのクールダウンにもなる日焼け対策グッズなどがあるといいだろう。

(結構一瞬で乾いちゃった気がするけど)

帽子はツバ広めのほうがいい。

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レストランなど冷房効きすぎの場所もあるので上着は持ち歩こう

エジプト旅行では、着いて数日で体調崩してしまう人も多い。
40度近い外気の中と、バスやレストラン・ホテルなど冷房効きすぎている場所を頻繁に行き来するのも理由のひとつだと思う。

また、夜にピラミッドやカルナック神殿の光と音のショーを見に行くことなどもあると思うが、時期によっては、夜は結構冷え込む。

ちょっとだけ荷物になっても、
薄手の上着一枚持ち歩くようにしたほうがいいだろう。


イスラム圏ゆえの配慮

イスラムでは、女性が肌を見せることはよくないこととされている。
実際エジプト人は、おしゃれな若い女性でも、ちゃんと長袖のシャツを着ている。
(Tシャツなどを切る場合でも、その下に肌にぴったりした長袖のシャツを重ね着したりしている)

時期に関係なく、腕・足・胸元など露出度の低い服を着てゆくようにしたい。

特に最近は、日本でも胸元が大きく開いていて、谷間がくっきり見える服装が珍しくなくなっている。そういう服装は現地では挑発的なファッションにもなり、セクハラなども誘発しかねないので気をつけよう。

モスク訪問の場合には、入場ルールとして服装に決まりがある。
ただメジャーな観光地になっているモスクでは、肌が露出している服装で訪れてしまっても、上から羽織るものを貸してくれる。

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↑これはムハンマド・アリ・モスクで貸し出される緑色のマント。


冬は結構寒い

春(3月から5月)・・・気温的には過ごしやすいが、時々砂嵐が吹くことがある 夏(6月から8月)・・・日中の気温が40度を越えることも多く、避けたほうがいいだろう 秋(9月から11月)・・・9月はまだ暑いものの10月以降は旅行に適している 冬(12月から2月)・・・旅行に適している(夜はやや冷え込むくらい)

冬は結構涼しくなるので旅行には適しているが、1月など、夜は結構冷え込むことも。現地では男性など皮ジャンを好んで着ていたりもする。

日本の気温とエジプトの気温を比べながら、最適な服装を準備していこう。

●日本(東京と大阪)の気温
●エジプト(カイロ・アスワン・ルクソール)の気温

ちなみに雨は滅多に降らないので、雨具の準備は不要。
万が一雨に降られたとしたら、多少濡れても、珍しい体験ができたと喜ぼう。