IP電話のタイプいろいろ

| コメント(0) | トラックバック(0)

IP電話といっても、実はいくつかのタイプがある。
簡単に説明しておこう。

プロバイダのブロードバンドサービスのオプション型

今、一般に「IP電話」と言われているのはこのタイプ。
ADSLなどプロバイダのブロードバンドサービスを利用している人が、IP電話機能を搭載したルーター等に電話機ををつないで、IP網経由で電話をかけるというもの。かけた相手が同じIP電話サービスを利用している場合には、最初から最後までIP網のみで電話ができる。また、相手が一般加入電話だけしか利用していない場合には、相手側の市内通話分のみ、電話網を経由する。

利用するには、契約プロバイダにオプションの申込みを行う。
以前はオプション月額料金がかかっていたが、最近はADSLサービスの標準機能となっているところが多く、特に追加料金もなく利用できる場合が多い(追加でレンタル機材が必要になる場合には、そのレンタル料が必要となる)。

IP網中継型

たとえば、全国どこでも3分20円で有名な「フュージョン・コミュニケーションズ」。
このサービスは、ADSLサービス契約や専用機器などなくても、ただマイラインに登録すればすぐ使えるものだが、実は中継はIP網となっていて、一般の電話網を使うのは、かけた人・受けた人それぞれの市内通話分のみとなっている。なので通話料が遠距離でも安く抑えられる。

特にIP電話のために機器を設置する必要もないので簡単。
ADSLなどブロードバンドサービスは利用していない・・・という人にはこちらだ。

いわゆるインターネット電話

先ほどのふたつは、別に電話をかける際にパソコンを立ち上げている必要はなく、従来の電話機で相手の番号をダイヤルしてかけるだけだが、パソコンにヘッドセットをつけて利用するタイプのものもある。メッセンジャーの音声チャットや、「ただTEL」などのように、WEBサイト上から電話をするというものなどだ。一般的に「インターネット電話」などと呼ばれる。最近ではSkype(スカイプ)が人気。

+++

最近は、「IP電話」というと、一番最初の「プロバイダのブロードバンドサービスのオプション型」をさす場合が多いので、当サイトでも、特に記さないかぎり、このタイプのIP電話について書くことにする。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://awd.heteml.jp/mt/mt-tb.cgi/1104

コメントする

このブログ記事について

このページは、管理人が2005年4月10日 15:29に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「そもそもIP電話って何?」です。

次のブログ記事は「電話代ってどのくらい安くなるの?」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。