専門用語が結構あって、「これって何?」と首をかしげることも多い。
いくつか調べてみた。
チルト角/スイベル角
ディスプレイの角度を変えられる範囲について。
チルト角は、上下方向に傾きを変えられる角度。
椅子と机や、座高によって、最適な角度は異なる。その際、上下方向に何度変えられるかを示すのが「チルト角」。
「上: 20°/下:5°」などとスペックにはよく書かれている。
通常は、スタンドとの接点部分を軸に角度変更するだけだが、凝った作りのスタンドだと、パネル部分全体がスライドして、全体的に低い位置に沈み込むような形で角度を変えられるものもある。
スイベル角は、他の言い方もあるが、左右方向への「首振り」角度だ。
自宅などでプライベートに利用する場合にはあまり必要ないと思うが、社内の会議室での利用や、正面ではなく脇にいる人に見てもらうなどの場合には便利。ただ、今の液晶ディスプレイは視野角度が非常に広くなって、斜めからでもきれいに見えるし、20型以上でもそんな重たいものではないので、スタンドごと動かせばいい話で、別になくても問題はないと思う。
スペックには「左右:90°」などと書かれている。
HDCP対応
最近は、TVチューナー搭載パソコンも増えてきている。
管理人も最近地デジチューナー搭載のパソコンを購入したのだが、実は元々持っていた液晶ディスプレイでは、地上デジタル放送を見ることができなかった。液晶ディスプレイが「HDCP対応」ではなかったためだ。
パソコンなどの映像再生機器からディスプレイなどの表示機器にデジタル信号を送受信する経路を暗号化し、コンテンツが不正にコピーされるのを防止する著作権保護技術の一つ。以下略(HDCPとは/IT用語辞典)
デジタル放送の番組を見たい場合などは要チェック。
HDMI/HDMI端子
従来は、たとえばビデオデッキとテレビを接続するケーブルは、映像用が1本、あと音声用のケーブルそれぞれが必要だった。これはビデオカメラとテレビ・ビデオデッキをつなぐ場合も同じ。
「HDMI」という規格では、映像と音声を1本のケーブルで送受信できる。
今後、この規格に対応した製品が増えてゆくらしい。
一般ユースではあまり必要ないかもしれないが、液晶ディスプレイを、ビデオカメラなどAV機器と接続して使いたいという場合にはうれしい存在。
PinP
「Picture in Picture」の略。
画面の中に、さらに小さな画面を浮かび上がらせ、そこでテレビを見るなどが一般的。
画面全体の中でどの位置にサブ画面を開くかや、サイズの大きさ、透過性などはメニューで選択できるようになっているものが多い。
画素ピッチ
最初に液晶ディスプレイを購入する際、カタログを見ていてわからない単語だらけだったんだけど、特にこの「画素ピッチ」がよくわからなかった。「0.294mm」とかあるので、きっときめ細かさを表す数値なんだろうなあと漠然と思いつつ。
検索してみると、さすがEIZO!
わかりやすい解説ページがある。
「画素ピッチ」とは、【 画素と画素の距離 】のことです。液晶モニターの場合には画素同士はぴったり隣り合っているので、【 一つの画素の大きさ 】と考えることもできます。この画素ピッチ、画素の大きさが大きければ、表示される画像も大きくなります。
●文字を大きく:画素ピッチと拡大モード(EIZO)
念のため確認してみたい。
厳密には違うのだろうが、表示画面サイズを最大解像度で割れば、画素ピッチに近い数になるのでは??
管理人が購入した、I-O DATAの「LCD-AD222XB」は、こんなスペックになっている。
表示面積 | 473.8×296.1mm |
最大表示解像度 | 1680×1050 |
画素ピッチ | 0.282×0.282mm |
473.8mm÷1680=0.282mm
296.1mm÷1050=0.282mm
納得!
ひとつの粒の大きさは、0.3mmくらいなんだ。小さい!
その他
「輝度」とか「コントラスト比」とか「応答速度」とかは、
下記の記事が参考になる(自分みたいな素人にはちょい難解だけど)。
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