トルファンの次の目的地は「クチャ」なのだが、いったんウルムチに戻ることに。
トルファンからだと、始発ではなく途中乗車になってしまい寝台席が買えるかどうかわからなかったこと。トルファンの駅が市内からちょい遠いことが理由だ。
既に、ウルムチ駅で「ウルムチ→クチャ」の寝台チケットを購入しており、深夜にその列車がトルファンも通る。
「この列車にトルファンから乗り込むこともできる?」
と、切符を見せて、日本語通じるガイド2人に聞いてみたんだけど、うーんと微妙な反応だったので、安全のため、やはりウルムチまで戻ることにした。
今回もすぐバスチケットを購入できた。
しかも出発間際だったため、最後部の窓際席。ラッキー。
(今回は、無事荷物を預けることもできた)
ごつごつした岩山が連なる風景の中を走ってゆく。
荒れ地に低くこんもり生えた木も、黄色く染まっている。
途中、天山山脈になるのだろうか。
雪をかぶった高い峰々がずっと見えていて、前のほうに座っていた中国人も、携帯電話のカメラ機能で写真撮影をしていた。
風車もたくさん見かけた。
まだちゃんとあります、マイバッグ。
ほとんどおニュー状態だったこのバッグも、バスの腹などで揺られながらどんどん埃っぽくなってきている。
そういえば前夜、トルファンのバスターミナルで、バスの荷物入れ場から、にわとりがいっぱい入ったずた袋を、何袋もとり出している人の姿も見た。ずた袋には穴が開いていて、にわとりはそこから首と顔だけだしているのだが、1袋当たり10羽近く。
一緒に歩いていたジョディと、
「今の見た?」
「うん。バスから鶏がでてきた・・・」
「びっくり」
「びっくり」
と驚きながら通り過ぎたっけ。
ウルムチに到着したのは夕方6時頃
クチャ行き列車の時間まで余裕があったので、気に入ってしまった解放南路にある「二道橋市場」をぶらつくことに。
ウルムチの南部バスターミナルがあるのは、三屯碑(サントゥンベイ)という場所。
市内中心部から、いくつか路線があり、移動は楽だ。
トルファンから来ると、やはりウルムチはにぎやかな街だなあと思う。
「二道橋市場」は大きな建物で、中にはたくさんの民芸品などのお店が入っている。
値段交渉しないといけないので、買い物となるとなんだか億劫になってしまうが、見ているだけでも楽しい場所だ。
> 続く