第二に、クチャではやはり寝台も指定席も買えず、座席指定なしの硬座しかとれなかったこと。第三に、発車が深夜2:33という時間だったこと。ついでに書くと、すごく寒かったこと。
チケットそのものは、昼間のうちに路線バスでクチャ駅に行き購入しておいた。
クチャ駅は、ウルムチのような巨大な駅ではなく、列車ごとの座席の空き状況もホワイトボード手書きだ。私が買おうとしていた深夜発のカシュガル行き「N888次」は、当日含め3日先の分まで、硬臥席はなし。
しゃーないか。
待合室はこんな感じ。
夜は、ホテルの中にいてもガタガタ震えそうに寒くなることがある。
ここも寒くなるんだろうな。
何時に来るべきだろうか・・・。
バスは割りと早めに運行が終わってしまうことは前夜確認済み。
タクシーがどのくらいまで走っているのかわからないし、深夜に一人でタクシーに乗るのは嫌だ。
そもそも、クチャの街は結構早くにどこも店じまいしてしまう。
時間をどこでつぶすべきか、何時に駅に来るべきか、悩む。
ちなみに、チケット販売時間は限られている。
クチャに到着した時は、ちょうど午後の休み時間に入ってしまい、チケットを買えなかったのだ。
日中であれば、市内と鉄道駅の間を6番の路線バスがつないでいる。
チケット購入後、金曜バザールに向かう前に、昨夜「持ち込みパソコンはNG」と言われ玉砕したインターネットカフェにもう一度行ってみた。さすがに昼間はすいている。
これがインターネットカフェだったとは。
結局、一箇所で「OK」と言われたものの、やはり店内のネットワークの関係でインターネット接続はできず、ここでのブログ更新は断念し、WEBメールを使って仕事メールのチェックだけして終わった。
そして夜。
金曜バザールを歩き回り、クチャ大寺で子供たちと遊び、くたくただけど、深夜2時半の列車到着まで何とか時間をつぶさなくちゃ・・・ということで、列車の中で食べる食料を買ったり、ふたたび遊歩街をぶらぶらしたり、遠くのホテルまで遠征してみたり。
夕食は、交通賓館の隣にある清真料理のレストラン。
ここにたどり着いたときには、文字通り「足が棒」になっていた。
いろいろ。
結局、茄子の炒め物にした。
これが大正解。ピリ辛でおいしい。
今のところ、何を食べてもはずれなしだ。
ビバ!中国!
まだ、かなり時間があったので、再び遊歩街まで行き、数少ない開いているお店のうち、ケーキやパンのお店へ。
店内の一角にテーブルがあり、飲み物やケーキなどをここでいただくことができるようになっていたのだ。何時までやってるかわからないけど、追い出されるまで粘ろうか・・・。
ちなみにケーキがすごい。
食べ物?というようなカラフルさ。
「食べたい!」という気持ちはどうしても起きてこない・・・。
若い店員さんが、英語と中国語の辞書までひっぱりだしてくれた結果、無事注文できたのはこれ。
想定していたのとは全く違うものがでてきちゃったんだけど、その前は、カキ氷的なものを注文しかかっていたらしいので、ましと考えるべきだろう。
たぶん、この写真を見ている人の想像とも違う物体だと思う。
こう見えてこれ、ホットドリンクです。
色がミルクコーヒーのように見えるけど、ぶどう味の牛乳です(たぶん)。
不思議な飲み物だった。
そうして何とか夜の寒さをしのぎながら、深夜12時頃、タクシーに乗って鉄道駅に向かった。
●帰国後追記:駅周辺にある簡易宿泊所(「招待所」など看板あがっているところ)を利用するというのが正解だったかも。後日、柳園で一度利用したが、遅い時間でもフロントに人がいて、ちゃんと時間になると起こしてくれ、料金も安い。夜遅い時間に駅に到着したり出発したりする場合の「仮眠場所」として最適だった。
> 続く