シルクロード旅行情報館

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カシュガル街歩き(1)解放北路とバザール

写真鉄道旅で少し体力消耗したので、豪華なお部屋で仮眠してエナジーチャージ。若い頃と違って、こういう時に無理をしなくなったなと思う。

体力・気力の問題なのか、自制心がついたためなのか不明だが、そういう意味で、今が旅行適齢期な気もする。「おばさん化」入っているので、20代の頃みたいに人目もあまり気にならなくなった。

昔はひとりで旅行していても、やたら人目が気になった。

自分、地元の人から見たらすごい変なことしちゃってるんじゃないだろうか・・・この列に並んでいるのは女性自分だけだけど、馬鹿な旅行者と思われちゃってないだろうか・・・などなど。

ウロウロしている自分の姿を見られることが恥ずかしかった。

今はかなり開き慣れている。

旅行者なんだからわからなくて当然。言葉通じなくてもとりあえず誰かに聞いてみればいい。それでもわからなければ、地元の人の後くっついていったって、別に恥ずかしいことじゃない。

誰かに迷惑をかけたり、傲慢な態度で地元の人を不快にさせるようなことをするのでなければ、別に自分の姿が格好悪くなっていたって、いいんじゃないのかな?と。

(カメラも、近づいて撮影する時は事前に断るようにしてます)

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カシュガルは、解放北路と解放南路、人民東路と人民西路の間の交差点を中心に広がっている街。非常に動きやすかった。

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(地下通路の標識)

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人民路の北側、解放北路を中心としたエリアが、ウイグル人の商店街になっていてにぎやかだ。

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まずはこっちから攻めてみようと思う。

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しばらく歩くと、左手に新疆最大規模のモスク「エイティガール寺院」が見えてくる。
クリーム色の壁の大きなモスクだ。

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反対側には、お店がたくさん入った商業ビル。
買ったものをたくさん抱えた女性などが、出入りしている。

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この建物の裏側の通りは、服飾など中心としたお店がぎっしり軒を並べるマーケットになっているので、そっちに向かう人もたくさんいるのだろう。

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「お、ここも泊まったら面白そう」

と思ったのは、そのマーケットの入り口あたり、モスクとは解放北路をはさんで反対側にあるホテル。

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窓もレトロで、どんな部屋なのか気になる。

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残念ながら、ネット使えずということだったので断念したが、いつかまたカシュガルに来ることがあったら、ここに泊まって、モスクから響く早朝のアザーンを聞いてみたい。

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そしてこの通りからカシュガルのバザール体験。

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建物が面白い。
二階部分のテラスが、ひさし部分の飾りや柱に装飾がほどこされている。

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職人街にもなっていて、特に鍋等の真鍮?銅?製品を作る金物屋さんがたくさん。

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とんかちでカンカン音を立てながら、きれいな丸底の鍋を作りだしてゆく。

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やたら見かけたのが歯医者。
(あるいは歯にからむ何かを売ってるところ)

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「牙科診所」


というらしい。
白くてきれいな歯にこだわる民族性なのか、あるいは虫歯の多い人たちなのか。よくわからないけど、女性も男性も、歯がきれいな人が多い気がするので、前者なのかもしれない。

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にぎやかな商業エリアも、脇道に一歩入るとこんな感じ。
静かでひっそりとした石畳の通りになる。

普通に人が生活してる場なので、あまり撮影はできなかったが、人混みに疲れるとちょっとこんな通りを歩いてリフレッシュしていた。

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たくさんあるのが帽子屋さん。
つやつやの毛並みのこの帽子がすごく気に入ってしまった。

近くで見ると本当にきれい。
買っていっても、日本でかぶれるか・・・というと、ちょっと難しい気もしつつ。
お店の人も、お客さんがいないときは、ずっと刷毛のようなもので毛並みを整えていた。

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ウイグル族と漢族の人の生活圏はわかれているようで、このあたりではほとんど漢族の人の姿は見かけず、耳に入ってくる言葉もひたすらウイグル語。

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やはりシルクロード旅行で一番わくわくするのは、バザールだなと。いつまで歩いていても飽きない。

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再びモスク前に戻ってきて、ふと通りの向こうを見てびっくりした。ウルムチやクチャもそうだったけど、この街でも、ビルの谷間に見えるのは、木一本生えていなさそうな岩山。

街を一歩でれば、そこは荒涼とした乾いた風景になる。街中がとっても近代化されているだけに、このギャップがなんとも。

> 続く

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作成 2007年10月27日 23:15  | 旅行記カシュガル編
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