日曜バザールから見えたエリアは、地図に「高台民居」などと記されていたところで、人民路からも見える、レンガ造りの家が高台にびっしり張り付いているような一角。
近代的なビルがどんどん増える中、非常に目を引くエリアになっていた。
近づいてみてびっくり。
かなり味わいのある橋だった。
細いのはいいとして、中間あたりは傾いている。
人とすれ違う勇気がなかったので、大量のまきを背負った男性の後をちょくちょことくっついて渡った。
日曜バザールのエリアとは、川はさんでわずかの場所なのだが、
こちらは対照的に静かだった。
河原につながれている馬やロバの鳴き声が遠くから聞こえてくる。
通りにも人の姿はあまりなく、
帽子をかぶったウイグル人男性が前を歩いているだけ。
れんがを積み上げた塀や家が立ち並ぶ埃っぽいエリアだが、扉はかなり立派。
丘のようになっているエリアで、
坂や階段で上のほうにあがってゆくようになっている。
子供たちや女の人の姿が見えたけど、さすがに普通に生活しているエリアだと思うので、そこから先は踏み込むのを控えた。
どんな感じなのか、興味はありつつ。
その居住区から垣根を越えると、そこには大きな池がある公園。
背中合わせでスケッチしている男性の姿も。
カップルが点在する公園を足早に抜けると、そこは街の中心を東西に走るメインストリート、人民路。この人民路から南側は漢族が多く住むエリアとのことで、高層の新しい建物もたくさん。本当に映画のセットの中を歩いているような不思議な気分にもなる。
ここからバスに乗って、ホテルにいったん戻ることにした。
日曜バザールに行く人は、この「結核医院」バス停で降りて、ここから公園脇の道を北上してバザールを楽しむのもいいだろう。日差しが結構強いので、南に向かって歩くよりは、北に向かって歩くルートをとったほうが、絶対に楽だ(写真も撮りやすいし)。
ところで、「肺科」はわかる。
(新疆エリアの町には、中心部に大きな結核病院があるところが多かった)
「生育生殖健康●科」って、産婦人科を含む診療科のことかな?
> 続く