今回の旅行では、鉄道でカシュガルまで行き、そこから折り返す形で、タクラマカン砂漠の南側を通ってウルムチまで帰ってくるというルートにした。天山南路北道、天山南路南道、そして最後は河西回廊を通ってシルクロードの入口である西安に到達する予定。
もっと時間があって、もっと体力があって、
そしてイランや中央アジアのイスラム圏の情勢が安定していたら、国境のない本当のシルクロード体験をしたかったんだけど、そうもいかない。
カシュガルからウルムチまでは、
「長距離バス」
だ。
既に、ウルムチ─トルファン間の往復でバス体験はしているが、今回は7時間・24時間と長い。大丈夫なんだろうか?
ところが、バスに乗る前の段階でつまづいた。
時間がもったいないので、夜行バスで朝ホータンに着く寝台バスのチケットをとろうと朝早い時間に訪れたところ、「売切れ」とのこと。
「11時に来い」「13時に来い」とか言われ、「来たら買えるのかな?」と思いながら何度かやってきたものの、駄目。どうやら単に、日中に走っている別の豪華バスではどうか?という提案が私に通じず(中国語なので)、そのバスの実物を見せたほうが早いということで時間を指定して呼んでいたらしい。
バスターミナル内にあった看板によると、日中走っている豪華バスはこの2種類。
北京時間で
09:30
11:00
12:30
14:00
16:00
だ。
すったもんだの末(単に自分が中国語できないのが理由なんだけど・・・窓口の女性スタッフにはご迷惑をおかけしました)、やっと買えたのは、予定していた寝台バスではなく、深夜に和田(ホータン)に着くバス。
値段もちょっと高めで、89.5元(約1342円)。
ちなみにこのカシュガル地区バスターミナルは、人民広場の西側にある。
一番右側の窓口がそうみたいだ。
駅は、街中から少し離れたところにあって、バスで行かないといけないので、ここでチケットが買えるのは便利だ(駅以外の切符売り場でチケットを買うと、5元の手数料をとられるが)
購入できるのはこの2便。
これだけ?と思ったけど、よく考えたら、カシュガルは終点。
こんなものかもしれない。
ついでなので、もうひとつの「国際バスターミナル」も覗きにいってみた。
解放北路を北上していったあたりにある。
こっちからは、ウルムチやコルラ行きのバスの他、キルギス共和国のビシュケクに向かう国際バスもでている。
中の作りはだいたい同じだ。
朝方だったので、バスターミナル周辺では朝食をとる人たちがたくさんいた。ヨーグルトか豆乳か、ちょっとわからなかったけど、白いどろどろしたものを飲んでいる人も多かった。
自分も何か食べよっと!
> 続く