ウルムチ入りが10月19日。そして最西端のカシュガルで折り返し、ホータンを経てウルムチに戻り、最後西安を発つのは11月8日だ。恐らくその頃はもう「秋」というより「冬」だろう。どのくらいの防寒が必要か・・・ダウンジャケットとかのほうがいいのか・・・?
悩んだ末、こうなった。
旅行の基本は重ね着。
一番下は、薄手で伸縮性のあるノースリーブ。その上に長袖でちょっと集めのコットンシャツ。そして厚地で綿のジャケット。ズボンも綿の少し厚手のもの。全体的には、秋の山歩きといった服装だ。
寝巻き用の上下フリースは持参したものの、日中歩く洋服の替えは持ってきていない。乾燥地域なので、寝る前に洗濯しておけば、朝までには乾いているだろう・・・と。
実際には、気温が低すぎて、翌朝ドライヤーで頑張る羽目になったのだが。
ついでに書くと、水のせいだろうか?
もう何年も前に買って愛用していたチェック柄のシャツ、何度洗っても激しく色落ちしていった。
こんな服装。
10月19日にウルムチに到着した際には、気候的にも、地元の人の服装見ても「うん、ちょうどよかったな」と思った。
しかし、その2日後に雨が少し降ったらもう寒くて仕方がない状態。特に下。
それで、カシュガルで、かなり分厚くて素材のいいタイツを買った。
これが大正解。
ちょっとチクチクするものの、びっくりするほどの保温力。下半身に関しては寒さ問題は完全クリア。
問題は上。
途中から、もう一枚、超薄手のシャツをこの下に着るようになったが、やはり寒い。周囲の人の服装も、わずか2週間ほどでぐんぐん厚くなっていった。街中ではダウンジャケットがたくさん売られている。
「最初から全部用意していかなくても、ある程度現地で買える」
と思っていたのだが、シャツやタイツは気軽に購入できても、一度買ったら長く着ることになるだろうダウンジャケットなどは、やはりデザインを選びたいもの。街の中心部のデパートでは、なかなかお洒落なものもたくさんあったけど、決めかねて結局買えず、最後までこの服装で押し通した。
綿のジャケット一枚ではなく、より保温力のある素材のジャケットで、かつ下にフリースなどを着込めるものにして、気温に応じて二枚重ねにしたり一枚にしたりできたほうがよかったと反省している。
> 続く