荷物を降ろし、再びホテルの外へ。
バス停がすぐ近くにあったので、地図を見ながら適当にバスに乗ってみる。
運賃はいくら?
よくわからなかったので、とりあえず足りないことはないだろう・・・と、5元を運転手に見せ、「運賃箱に入れていいの?」とジェスチャーで聞く。運転手は入れろという。
「おつりはどこからもらえるんだ?」
すると、運転手は「そこにいて、次の客からお金を受け取れ」と言う。
いや、たぶんそう言っていたんだと思う(とにかく全部中国語なんで、あとはもうイマジネーションの世界です)
次に誰かが乗り込むたび、運転手が「そこに入れるな、この人に渡せ」と指示をし、私が1元ずつ受け取る。どうやら、運賃は1元らしい。4人から受け取ると、運転手が「これでOK」みたいなことを言ったので、後ろに移動。
これでバスもちゃんと乗れるぞ♪
ちなみに非接触型のカードもあって、半分以上の人はそれを使っていた。
もしプリペイド式のものなら、自分も買いたいんだけどなあ。
よくわからず適当に降りたバス停。
そこで、いきなりすごい爆音と煙。
な・・・なにごと!?
実は、この通りの向こう側にシェラトンホテルがあって、その建物の前で大量の爆竹が鳴らされたらしい。色とりどりの紙ふぶきのようなものも舞っていた。
しかしすごかった。
旧正月だったか、爆竹で目を怪我してしまう事故が相次ぐというようなニュースを見たことあるが、すごい大量に鳴らすものなんだな。
ホテル横にあった旅行会社で、翌日の「天池一日ツアー」申込みに成功。
最初、カウンターで英語できる人がおらず、電話で英語できる人と話をすることになった。
「明日、天池に行きたい。ツアーはあるか?」
「ウルムチからはない。北京経由ならあるがどうだ?」
「???」
どうやら「天池(ティエンチー)」の発音がいけてなかったらしく、「天津」と間違えられたらしい。
とりあえず、ひとつ大仕事が片付いてほっとしたので、本格的な街歩き開始!
ウイグル族の主食はナン。
いろんな種類があるそうだけど、かなり香ばしい香りを漂わせていた。
そのすぐ近くには、鶏を焼いたり揚げたりしたものが売られていた。丸ごと一羽ローストしたものが吊るされているのは、日本人的にはなかなかグロテスクな風景でもあり、おいしそうでもあり。
ぐんぐん進んで行ったら、市場にでた。
人はあまりいなかったけど、野菜や香辛料など。
さらにぐんぐん進んで、どこを歩いているのかよくわからなくなったころ、閑静な住宅街に突入。レンガ造りの建物が並び、街路樹は黄色く色づいている。日本より早い秋だ。
野菜・・・というか、長ネギをたっぷり積んだ軽トラック。
通りには、いろいろ露店もでているが、騒々しい感じはなく、どこか昼下がりののんびりした風景。
落ち葉をはき集めている人がいると思えば・・・
こっちのおじさんが何をしているかわかるだろうか?
長い棒で、一生懸命枯葉を落としているのだ。
毎日毎日枯葉を掃除するのに疲れ、「全部いっきに落としちゃえ!」ということらしい。
秋満喫。
2日目にして、なかなか面白いエリアに(偶然なんだけど)突入できた。
これは、漢字が難しいので省略するが、紅山という市内にある小高い山に隣接した公園。
土曜日の昼下がり。
ベンチでぼーっとくつろぐ人たちがたくさんいた。
ここから紅山公園の頂上付近に向けてロープウェーがあるというので来てみたのだが、動いている様子はない。
ユースホステル発見!
ガイドブックによると、結構たくさんあるみたいだ。
他の旅行者との交流もできそうなので、どこかで泊まってみたい。
そこからちょっと歩くと、今度はいきなり摩天楼。
ここは、人民公園と紅山公園の間の高架道路。
写真撮影の絶好のスポットでもあるらしく、記念写真を撮るカメラマンが何人か客引きをしていた。
壁面広告を作成中。
三角柱状態のものをたくさん並べ、一定時間ごとにそれを回転させ、別の広告を表示させるあれだ。
4周年記念のデパート。
日本では考えられないくらい派手派手なデコレーションだ。
中はこんな感じで、日本のデパートとまったく一緒。
見慣れた化粧品メーカーの売り場が並んでいる。
> 続く