シルクロード旅行情報館

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莫高窟で会った日本人バックパッカー

写真敦煌2日目は、いよいよ莫高窟!

何か一日ツアーのようなものがあったらそれに参加してしまおうと思っていたのだが、旅行会社は閉まっていて(お昼休みだったのかも)、観光客の姿も少ないこの時期、どっちにしても「一人で車とガイド手配」ということになりそうだったので、普通にバスで行くことにした。

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市内と莫高窟を結ぶバスは、鳴山路の敦煌飯店の横にあるバス停からでている。
8時から18時まで、20分毎と書いてあるけど・・・オフシーズンなので数が減ってる可能性高い。

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実際には、そのバス停の場所からちょっと奥まったところにミニバスが停まっていた。
前日には、14時出発というバスに出会い、この日は12時出発のバスに乗った。

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高額な旅行会社のツアーを利用せず、
片道たった8元(120円)で行けるのはありがたい。

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チケット売り場で面白い出会いがあった。

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国内の人は80元、外国人は100元という張り紙を見ながら近づいて行ったら、窓口スタッフが「メイヨー」と答えながら、前にいる女性におつり20元を返している。

なにがないんだ?
20元のおつりを返してるってことは中国人だよな。

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しかし!!!


薄地で水色のだぶだぶコットンパンツ。
丈の長いシャツを上着の裾からだした女性。

中国の人は、上着の裾からシャツをだしたりはしない。
ずぼんも、ぴちっと足にフィットしたものが多く、若い人がはくぶかぶかジーンズなどを除けば、こういう、ゆるいパンツを見たことはない。

どこのファッションだ?
民族衣装っぽけど、ラサとか、どっかの自治区から来た人か???

いやー、でもチベット人がひとりで観光とかこないよなあ・・・。

しばらく後ろで眺めていて、自分の番になり「イーガ(一枚)。リーベンレン(日本人)」というと、なぜかやはり20元のおつりが帰ってきてしまった。

少し困惑しながら振り返ると、先ほどの女性に聞かれた。

「日本人ですか?」

びっくりしたのなんのって。
日本語で質問されたのに、英語で答えてしまいそうなほどに、その人はすでに日本人離れしていた。

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エントランスに向かう途中、いろいろ話をした。
1年半かけてゆっくりアジアを回っているバックパッカーの女性だった。

大阪から上海に船で入り、東南アジア・インドをまわって、中国にはパキスタンから入ったのだという。

「なんていったけ・・・峠はまだあいてるんですか、この時期?」
「クンジュラブ峠です。寒かったですよ~」

泊まっているのは、バスターミナルすぐの場所にあるドミトリーで、一泊15元だったという。・・・ちなみに自分、敦煌では過去最高額のホテルに泊まっていて一泊418元とはいえなかった(最低額は25元、平均200元くらい)。

この後、上海まで戻って帰国とのことだけど、なんと38時間の長距離を「硬座(二等席)」でいくのだとか。ツワモノだ。自分にはもうできないなあ・・・。

ほんわかした、話し相手をなごませる関西弁を話す女性だった。

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ここが入口。
荷物はカメラ含めて預けないといけないので、なかの写真はない。

全部で7か所くらい見ることができたと思う。
線もくっきり鮮やかに残っていて、あと巨大仏像も見ることができた。

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ちょっと意外だったのは、莫高窟の手前エリアは広い公園のようになっていて、一面緑のエリアになっていたこと。なんとなく砂漠の中にあるイメージがあったので。

あと、岩盤の全面もかっちり壁を作って固めていたこと。

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もともとは、自然の岩場みたいな感じだったのだろうけど、今はこんな風になっている。

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集合住宅みたいにも見えるかな。

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扉もしっかり。
(基本的には全部閉まっていて、一緒にまわるガイドがひとつひとつ開け閉めしてくれるので、勝手に見てまわることはできない)

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外側の壁画が残っているところもある。

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最大の仏像が納められているのはここ。

ちなみに、これらはすべて、全部見終わってゲートをでた後、柵の外側から撮影したものです(こっそりカメラを持ち込んだわけではない)

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お土産売り場もたくさんあったけど、なにしろシーズンオフ。広い広い駐車場にも、マイクロバスが3,4台くらいしか停車していなかった。お客さんもがらがらで、スタッフはトランプに熱中していた。

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帰りがけに橋の下をみてびっくり。
午後3時近くだというのに、日陰部分の水が、まだ凍っていた!!!

そりゃ、寒いわけだ~。

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削り取られたような岩山はずっと続いていた。
向こうの穴にも、いろいろあるのだろうか。。。

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帰国したら、敦煌についての本を何か読んでみようと思った。

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これは、莫高窟と駐車場の途中にある、莫高窟陳列館。
景観を損なわないためか、妙~に平べったい不思議な形をした建物だ。

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ここもなかなか面白い。
石窟を復元している箇所もあり、新しくいくつか造成中だった。

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レストランもある。
時間なかったので中では食べなかったけど。

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その裏手に、ホテルの看板発見!
しかし、その周辺を歩き回ったものの、営業中らしい建物はなかった。オフシーズンで閉鎖していた可能性あり。

朝から晩まで、何日も石窟見学したい人などにはいいのかな?

> 続く

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作成 2007年11月 4日 23:00  | 旅行記敦煌編
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