以前来た時、始皇帝陵など主だった観光地は訪れているので、今回はお土産など買いながら、まったり市内散策をすることにした。
市内散策というか、食い歩きというか・・・。
最初に食べたのがこれ。
巨大な餃子の皮のようなものに、お客さんのリクエストでニラや肉やいり卵などをはさみ、それを油たっぷり入れた平たい鍋で焼く。
焼いたものを包丁で4つにカットする時の音と、人だかりに負けて買った。味はそんなについていないので、主にニラの味。油もすごかった。
食べてめちゃめちゃ気に入ってしまったのはこっち。
一個1元(15円)の柿子餅。
確かに見た目が柿そっくり。
もちもちした食感と、まんなかあたりからとろっとでてくる餡が最高においしい。
どこかで見かけたらまた食べたい。
包子の名店にも入ってみた。
二階もある大きなお店なのだが、店内はほぼ満席状態だった。
最初に、入り口付近にあるキャッシャーで食券を買う仕組み。
キャッシャーの上に写真付きのメニューがあるので注文は簡単か・・・と思ったがそうでもなく、指さしてもちょっと遠くてどれだか相手に正確に伝えられない。
どうせなら、レジの台の上に、同じく写真付きメニューを置いておいて欲しいところだ。
牛肉、羊肉の他に「三鮮なんちゃら」と書いたのがあったので、指さしながら「サンセン・・・」と言ったら伝わった。中国でも「サンセン」もしくはそれに近い発音でよかったらしい。
湯気をもくもくとたてるせいろを、店員がつぎつぎ運んでくる。
頼むほうも、4人でせいろ4つとか頼んでいるので、机の上に高々と積み上げられる。
地元の人も、観光客も混ざっているようだ。
おいしそうに食べている。
家族で来て、蒸篭を山積みにしてるグループもある。いろいろな味を食べられるのはうらやましい。どうせなら、「ミックス蒸篭」用意してくれればいいのに。
やっと来た!
私が頼んだのは三鮮なんちゃら包子には、鶏肉やニラなどが入っている。
たしかに、鶏肉なのに肉汁たっぷりでおいしかった。
ただ自分にはちょっと塩辛かったかな。
あと10個食べるのは結構大変で、結局最後3つくらいを残してしまった。
清真寺院(モスク)を中心とする通り一帯は、国内各地から集まってきている中国人観光客でいっぱいだった(地元の人は柿子餅を持ってにっこり記念写真とか撮らないと思うので)。
日本で言うと、まさに京都って感じなのかもしれない。
一杯一元というこの飲み物も初体験。
敦煌で飲んだ、杏皮水に似た、ちょっと甘酸っぱい飲み物だった。
この食べ物屋さんが密集している通りは「北院門街」と呼ばれるところで、西大街から鼓楼の下をくぐったところから始まる。
鼓楼の下をくぐってすぐのところの右手には、ドライフルーツや民芸品などの屋台が何列も並んでいる。
ナッツ類もたくさん。
中国の食の安全が問われている時期でなかったら、何かお土産に買っていくところなのだが、それもちょっと難しいので見るだけ。
> 続く