同じ場所に二度来るのもなんだけど、前回ここの静寂さがすごく気に入ったので。
そういえば、あの時は、併設されているマドラサ(学校)の前で、(たしか)カイロに留学していたことがあるという地元の人とアラビア語でちょっと話をしたっけ(カイロには世界各国からイスラムを学ぶために人が集まる有名な大学がある)。
清真寺院とは、イスラム教の寺院で、いわゆる「モスク」だ。
ただここのモスクは、新疆ウイグル自治区内にあるイスラム様式の建築ではない。
どこか、日本の神社のような雰囲気すら漂っている、
とても静かで落ち着いた空間だ。
ガイドブックによると、ここな西安で最大規模のモスクで、石碑によると創建は742年とのこと。ヒジュラが622年だから、それからわずか100年ちょっとで、イスラム教はここまで広がっていることになる。あ、でもよく考えたら742年といえば唐の時代。
シルクロードを通って、唐の都長安、つまりここ西安には、西域からたくさんの人が集まってきていた。確かにモスクのひとつくらい建つか。
礼拝を終えた人達がでてくる。
西安には、イスラム教徒がかなり多くいるそうだ。
白い帽子をかぶっている。
敷地内にはたくさんの建物があるが、一番奥にあるここが礼拝大殿。
中では礼拝が行われているので、観光客は入ることができない。
これは礼拝の時間を記したもの。
夜明け、正午、午後、日没、夜半の一日五回だ。
礼拝の時間になると、モスクから礼拝を呼びかける「アザーン」が響き渡る。
すごいのはここ。
洗手間─つまりトイレなのだが、あまりに立派な建物!
中もすごくきれいだった。
回民街で食べ歩きした後、トイレに行きたいなあ・・・となったら、清真寺院見学にやってくるのもよさそげ(入場料はもちろんかかります)
アラビア語で「マア・アッサラーマ(平安とともに)」と書かれている。
アラブ地域では、別れの挨拶としても使われる言葉だ。
ゴミ箱なんだけど、PUSHと書かれた横にある指の絵がかわいい。
しばし静かでゆったりした時間をすごした後、再び通りにでていったら、年配のドイツ人のかなり大きなグループが入れ違いでやってきた。タイミングよかった。
清真寺院をでたあたりは、土産物店が軒を並べる細いアーケード街になっている。毛沢東バッチから、なんだかよくわからない古物、カシミアのストール、Tシャツなどいろいろ。見ているだけで楽しいが、値段交渉は相当高いところから始まる。
前回買っていったのはこれ(2個セットで購入する)。
揺らすと、なんとも心地よい音が響いてくる。
どう使うものなのか、今ひとつよくわかってないが。
なぜか自転車のベルが大量に売られている。謎だ。
素焼きの人形も。
これ、実は「しょんべん小僧」。
上からお湯をかけると、どういう仕組みになっているのかわからないが、股間から勢いよくぴーっと。
買っておけばよかったと後で後悔。
> 続く