シルクロード旅行情報館

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鉄道で移動する

写真鉄道での移動は、それ自体が旅の大きな目的になるほど、とても貴重な体験。
チケット購入から、車内での他の乗客とのコミュニケーションまで、初めての時には結構どきどきするが、一度経験してみると、結構やみつきになるかも。

路線

中国で鉄道といえば、2007年春と秋に放映されていた、NHK「関口知宏の中国鉄道大紀行 ~最長片道ルート36,000kmをゆく~」を思い浮かべる人も多いと思う。

約5ヶ月間にわたる旅の風景は、とても臨場感があり面白かった。

中国は、広い国土に鉄道路線がぎっしり通っていて、
シルクロードエリアも、カシュガルまで鉄道で行くことができる。

aiai CHINA 中国鉄道路線図

西安・蘭州あたりまでは、列車の本数もかなり多いが、それより西になると本数は減ってくる。


ウルムチ駅で列車に乗る

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日本とは駅の作り/利用方法ともにが大きく異なっているので、最初戸惑うことも多い。そんなに大変ではないのだが、鉄道というよりは国内線の飛行機/空港を利用するような気持ちでいたほうがいいかもしれない。

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まず、中央に駅の入り口があるが、入れるのは既に切符を買っている人だ。
入り口のところで切符の提示を求められる。

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切符を購入するのは「售票所」と書かれたこちら。
正面入り口の左側にある。

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中に入ると、かなり広いスペースになっていて、正面に窓口がずらり並び、左手の壁に時刻表と料金表がある。
最初に時刻表を確認し、列車の便名と、発車時間・目的の駅名・到着時間をメモに書き写しておこう。

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窓口はどこに並んでもいいが、キャンセル(退票)・変更専用の窓口もあるので注意が必要。
あと窓口ごとに営業時間が決まっている。
19時までと書かれた窓口は、19時になると後ろにどれだけ人が並んでいても容赦なく窓口を閉めてしまうので、列が他より短いからと言って飛びつかず、ちゃんと窓口の上の表示を確認してから並ぼう。

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チケット購入は、日にちと便名の他、座席の種類を聞かれる。

≪寝台≫軟臥(ルアンウォ)
硬臥(インウォ)
≪通常の座席≫軟座(ルァンツォ)
硬座(インツォ)

自分が訪れた10月後半~11月初旬は、シーズンオフでさほど混んでおらず、始発駅では問題なくその日のチケットを購入することができた。

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ただ、直前に訪れて買えないと悲しいので、極力事前にチケット購入しておくようにした。
駅は街の中心からは少し離れた場所にあることも多いので、旅行会社で頼めるなら、多少手数料がかかってもそっちのほうが手っ取り早いと思う。

駅には、ガイドブックに書かれていた通り、できるだけ30分以上前には到着するようした。
中に入ると、正面の電光掲示板に、どの待合室に行けばいいのかが書かれている。

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この列車の場合には、三階(三楼)の第5待合室(五候)だ。

待合室の中に入ると、今度は列車の便ごとに列ができているので、そこに座っておく。

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列車が入線する時間になると、駅職員が声をかけ、待合室の一角の改札を通って、ホームに移動。

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乗車口には、車掌さんが起立している。

寝台席にはちょっと面白い仕組みがある。
列車が動き出すと、その車両を担当する車掌さんがまわってきて、ひとりずつ切符を回収する。そして、バインダーに一枚ずつ収め、代わりにこんなプラスチックのプレートを渡してくれる。

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車掌さんは、このバインダーで、どの席の乗客がどの駅で降りるのかを管理し、降車駅が近づいてくると、個別に起こしてくれ、その際に、チケットとプレスチックのプレートを再度交換するという仕組みだ。

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安心して寝ていることができる。

寝台席は、硬臥は3段ベッドになっていて、軟臥は2段ベッドが向かい合わせに2つある4人1部屋のコンパートメントになっている。

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これが硬臥車両。

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通路とベッドの間には特に仕切りはなく、3段ベッドが向かい合わせになっている。
通路にも、折りたたみの小さなテーブルと、同じく折りたたみ式の小さな椅子が2つ。中段と上段の乗客は、日中はこの椅子や、下段のベッドに座って過ごす。

荷物は通路部分の上に棚があり、そこに入れる。
入りきらない場合には、下段ベッド下などにも入れられる。

中段と上段は、上半身を起こすと頭がぶつかってしまうので、そこで過ごそうと思うと、ごろりと寝ているしかない。

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こっちが軟臥。
コンパートメントになっていて、ベッドも二段なので、上段でもかなり高さがある。
大柄な男性だとちょっと厳しいかもしれないが、身長155cmの自分の場合、ベッドの上に普通に座って過ごすことができた。

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ベッドも、硬臥に比べると質がずっとよく寝心地もいい。コンパートメントの扉の上に荷物置き場があるので、その点でも安心だ。枕元には明かりもある。

軟臥がいいのは、上段をとっておけば、ベッド上で一人でのんびり過ごすこともできる点だ。硬臥だと、通路に座っているにせよ、下段ベッドに座っているにせよ、常に他の乗客と一緒。中国語が話せれば、いろいろ話などもしながら楽しく過ごせるだろうが、そうでないと、簡単な挨拶などをした後はそんな会話が続くわけでもなく、長時間の旅では、なんとなく疲れてしまうことも。

コンパートメントであれば、一緒になった人と適度にコミュニケーションもとりつつ、ひとりでのんびり過ごすこともできる。


食堂車

中国の列車の食堂車でびっくりしたのは、外から厨房を覗いたら、本当に「食堂」そのもので、野菜を切って、豪快に炒め物をしていた。日本で見かける機会がなくなっているだけに、妙にそれが新鮮だった。

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乗務員が座っているテーブルでメニューを見せてもらい、その場で代金を支払って食券を購入。空いている席に座って、料理が出てくるのを待つ。

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混んでくると相席になる。

当然だが、けっこう高め。

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チンジャオロースが8元に、ご飯セットが5元で13元。
ビールも飲める。

ワゴンにスナックや飲料を積んだ車内販売も、かなり頻繁にまわってくる。
そのほか、車掌が新聞や牛乳、あとなぜか懐中電灯などを売って回っていた。


車内その他

途中で、車掌さんが新聞や牛乳などを売りにくる。
旅遊新聞は、文字だけ追いかけていても理解できる記事も多く、いい時間つぶしになる。

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駅を降りると、出口付近にはタクシーの運転手がたくさん客引きをしている。
路線バスで市内に向かおうと思っていても、うろうろしていると囲まれてしまう。

最後のほうにならないようして、他の乗客の動きを見ながら路線バス乗り場を見つけ、さっくりバスに乗り込みたいものだ。


時刻表

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西安の駅構内の「服務」と書かれたカウンターで、「西安鉄路局」の時刻表が販売されていた。

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価格は一冊3元。

全国ではないが、西安を中心とした鉄道の時刻が書かれている。
(ウルムチ─カシュガル間の便などは載っていない)

火車票网

オンライン時刻表もある。
駅名を入力して「捜索」ボタンを押すと、列車の出発・到着時刻、料金を調べることができる。

またその結果ページの駅名をクリックすると、その駅から出発する便すべてがでてくる。

「カシュガル」など、駅名入力しようとしても漢字がよくわからないといった場合には、北京、西安、といったように駅名をクリックしてたどっていってもいいだろう。

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作成 2007年12月26日 12:56  | 国内交通 | TB (0)
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