2001年12月9日(日)

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有限会社を設立することにした。とはいえ、ずっと考えていたわけではない。それどころか、おとといまで個人事業登録のための書類を書いていた。土日に高校時代の友人と房総半島ドライブに行ったとき、車中で「みんなで会社を作ろう」という話でちょっと盛り上がった。そのあたりから少し頭にひっかかっていた。幕張駅で解散し、カルフールを見学したあと、ふと「電車内で読む本を買おう」と思い、ショッピングビルに入ったが、目当ての本はなく、結局購入した本は、

有限会社つくり方と運営〜小さな会社の設立と運営がわかる本
(成美堂出版/1200円)

実際、今の仕事は、個人ベースでアフィリエイト・プログラムやWEB、メールマガジン企画に関するお仕事をちょこちょこもらっている状態なので、業態としては法人格にする必要はまったくなく、個人事業で十分。

しかし、有限会社を作ってみたいなと思うようになったのにはいくつか理由がある。

[1] 個人だとお仕事もらえない先がある

[2] どうも自分の中に、「まあ今は適当に好きなことやってればいいや。」的なモラトリアム意識が生まれてしまう

[3] 単なる好奇心

特に、会社を作って大きくして・・・といった野望もなければそんな甲斐性もないが、自分のホームページを作ってみたい、独自ドメインをとってみたい、個人でお仕事をとって自宅でやりたい・・・の延長線上。いわゆる「好奇心」。有限会社を設立するといっても、まさか従業員を雇うわけでもなく、オフィスを別に構えるつもりもなく、(帳簿はちゃんとつけるつもりだが)、基本的には形式だけ。必要なくなったら、寝かし付けちゃってもいいみたいだし。

理由として一番大きいのは、二番目か。どうも自分に甘くなってしまう自分、いつまでも刹那的な暮らしをしていてもなあ・・・と。


さて、本を読んでみると結構、簡単なようだ。作らなければいけない書類の雛型はすべて載っているし、銀行や役所などに行くのも、ちゃんと書類準備ができていれば5回ほどでいいようだ。やや仕事が詰まってはいるが、頑張れば年内に終わるかも。周囲に、最近有限会社を作った人も多いので、いろいろアドバイスもらえそうだし。

問題は、出資金の払込金融機関をどこにするか?本には

金融機関の選択

  1. 地理的な問題・・・取引銀行は地理的になるべく便利なところがベター。気軽に行き来できる範囲にする
  2. その銀行との取引履歴・・・払込事務といえど一見の客に対しては、金融機関によってなかなか受け付けてくれないところがある
  3. 自分の体力と合っているか・・・メインバンクは自分の体力を見て決めることが重要 その金融機関(担当者ではない)の本音を推察しよう

とある。取引履歴があるのは、三井住友銀行の浅草橋南支店で、出資金に使う予定の金額含め、全財産(というほどではないが)をすでに9年近く定期預金にして預けてある。ちょっと遠いけどここかな。でも、元行員を理由に断られたという話も聞く。(実は何年も前に働いていた銀行だ)ここを早いうちに確認しておく必要がありそうだ。

・・・と、本を読んでいると、ついつい手続きのこととか、どうでもいいが名刺のデザインとか考えてしまうが、もう一度考えないといけない。「本当に有限会社を作るか?」



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