真夏のエジプトへ行こう!

最終更新日:2001/07/15  
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カイロ(3)7月19日〜21日

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夏にエジプトにでかけたらぜひ食べたい「さぼてんの実」。種が多いが甘くてしつこくなくておいしい。皮を剥いてくれるので、その場で食べることができる。(一個15-20円くらい)

夜、ハンハリーリ市場へでかける。巨大なスークの入り口で、普段は観光客の多いエリアなのだが、オフシーズンのせいかむしろ地元の人のほうが多かった。

観光客向けのものがならぶハンハリーリ市場。「いったいどういう作りになっているんだ?と思うほど入り組んでいる。狭い路地が多く、あまり現在位置を考えずにただぶらぶらしていると楽しい場所。

エジプトでは、クレオパトラとマルボロがメジャー。マルボロは5ポンド(150円くらい)でクレオパトラが確か3ポンド(90円)。喫煙率はけっこう高く、女性でも吸っている人は意外と多いので、あちこちで「タバコどうぞ」とすすめられた。(日本で男性にタバコをすすめられることなんてないですよね)

ギザのピラミッドからサッカラ方面に向けて伸びる水路。この両側に道路が走っており反対車線に行くにはこの狭い水路を越えなくてはいけない。
「えっ、なんで1ポンドもするの?」「旅行者プライスさ。」「・・・(旅行者がこんなとこ渡るか!?)」泳いで渡れない以上仕方なく、ローカルプライスの5倍以上(といっても30円だが)を払って降りた。

ピラミッド近辺には、いくつか最高級ホテルが並んでいる。写真だと遠近がよくわからないが、ここのプールからは迫り来るような巨大なピラミッドが見える。バーやレストランもピラミッドが目の前に見えるようにパノラマ窓にしてあるところが多く、一度泊まってみたいところ。

エジプトには、オッドアイの猫が多いのだろうか?またしても右目ブルー、左眼イエローの猫を発見してしまった。

10年前に住んでいた、スーダン通り。懐かしさというより、「10年前にリターンバックした感じ」
この右手に6階建てフラットがあり、その6階に私は住んでいた。左手の大きな建物は当時はなかった。
しかし、この写真を撮った後、実は大家さん夫婦は亡くなっていたことを知らされ愕然とする。

私が約1年住んでいた、小さなフラット。驚いたことに、鏡台もベッドもじゅうたんも、配置が変わっただけで当時のまま。よく見ると右端の椅子も当時のものだ。本当に涙がとまらなくなった。

アハマド(大家さん夫婦の次男)とムハンマド(同長女のだんな)の誕生祝で、ナセルシティのクラブに行った。プールサイドは夜、こういう人が集まる場所になることが多い。(昔結婚式をプールサイドでやっているのを見たこともある)もちろんアルコールはないが、歌や子供達のダンスなどで盛り上がった。

誕生祝に参加した人たち。右からアハマド(大家さん次男)ハイサン(大家さん孫-当時は5歳のかわいい子供だった)ムハンマド(大家さん長女の夫-ひょうきんな観光局勤めの人)ジハーン(大家さん長女)。一番会いたかった人たちとは永遠に会うことできなくなったが、今回この人たちと再会できただけでとても幸せだ。

ちょっと傷心かかえ、ムハンマドアリモスクへ。

モスク内は、シャンデリアがともされていてきれいだった。ごろんとじゅうたんの上に横になっていると寝てしまいそう。

シタデル(ムハンマドアリモスクなどがある、カイロ市東側丘中腹の城砦)で見かけた犬の親子。車の日陰に、ほとんど死体かと思うような姿で転がっていた。猫も犬も多い街だが、特に犬は、毛並みばさばさでやせ細りながらゴミをあさり、同情をそそるみじめな格好のものが多い。

ハンハリーリ市場を上から眺める。どんな建物も屋上には、建築中に使った砂やレンガが積まれていたり、不要物が放棄されていて荒れ果てている。どこか「遺跡」のようにも見えるのが不思議。

土産物やで売られているシーシャ(水ギセル)。持って帰りたいのはやまやまだが、壊れそうで躊躇。

夜、ナセルシティのジハーン宅を訪問。広くてけっこうそれなりに豪勢なフラットなのだが、ごみだか必要なものだかわからないものが部屋の1/3を埋めてしまっている。手前は一人っ子のハイサン。昔は天使のような男の子だった。奥はたまたま来ていた友人で徴兵期間残り200日。「イスラエル問題深刻だが、『戦争になりませんように』と祈りながら、日々過ぎていくのを数えている」とのこと。

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JOHO-KAN A.Wada<egypt@joho.st>
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