実験室
「これってどうなの?」と気になることを、実際に公開されているサイト上で試してみます。
「ネガティブキーワード」は存在するのか?Part1 |
2004.02.27
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公共サービス広告にはどんなものがあるのか確認をしようという実験の中で、「ネガティブキーワード」というものがあるのでは?という気持ちが芽生えてきた。
それは、かなり「無線LAN」「セキュリティ」といったあたりで、該当広告が多そうなページに、なぜか公共サービス広告ばかり掲載されるためだ。
東京ホットスポット情報館「Network
Stumblerページ」
で、どこに問題があるのかを検証するため、コンテンツを分割してみた。
▼仮説
文章中のテキストの「何か」がネガティブワードとしてひっかかっているのではないだろうか?
▼調べたいこと
該当ページのどの部分に問題があるのか確認をし、それを見つけたい
▼調査方法
ページを分割してアップし、それぞれのページでどんな広告が配信され、問題部分を絞り込んでいきたい。もちろん、仮説が間違っていて、AdSenseはそもそも、そういうネガィテブワード含まれるページへの広告配信停止といったことを、一切やっていない可能性もある(何も根拠がない仮説なので)。 |
同時に、Google
AdSenseの「プログラムポリシー」を読んで「ハッキングやクラッキングに関連したコンテンツ」がNOだということを確認した。
可能性としては、該当ページ内の「War Driving」「War Chalking」「ハッキング」「ネットワークへの侵入ポイント」といったワード、特に「ハッキング」がにおう。そこで、この「ネガティブワード」の仮説を確かめる方法を思いついた。同じくAdSenseを採用している、インプレスの「Internet
Watch」だ。ここで「ハッキング」といったワードで最新記事を検索し、そのページに配信されているAdSenseを見るという方法だ。
(ここまでの経緯についての詳細はこちらのページをご覧ください)
▼仮説
GoogleのAdSenseには、「ネガティブワード」があり、それが含まれているページには広告が配信されない可能性があるのではないか
▼調べたいこと
自分のサイト以外でも、ネガティブワードと思われる単語を含むページには、公共サービス広告が配信されているかどうか。
▼調査方法
インプレスの「Internet Watch」のニュース検索で「ハッキング」を含む最新記事を検索し、そこにどんな広告が配信されているかを確認する。 |
さて、検索結果の1〜20を見てみよう。そのうち「INTERNET Watch ニュースバックナンバー」には、AdSense枠がなく、またいので、14番目より古いものも枠がなかったので、該当するのは下記の9つの記事となる。
数字は「ハッキング」の露出回数。赤字は、他記事へのリンクテキストの中に使われているものだ。「○」とあるものが、公共サービス広告が配信されている記事。9つのうち4つ。これは、インプレス上に配信されている広告としては、あまりにも高い値なのではないだろうか?
「ネガティブキーワード」は、ある程度可能性があると考えてよさそうだ。
ただし、「ハッキング」という文字がでているすべてのページに公共サービス広告が配信されているわけではないので、単に一個でてきたからといって、影響するほど単純なロジックではないのだろう。また、いっぱいでてくるとだめなのか・・・という単純なものでもないようだ。AllAboutJapan「ハッキングって本当にできるの?」
そうすると、あとはどういう要素なのだろう。
基本的には、特定の検索キーワードに対して、Googleが検索結果の順位を決める際に使っているロジックのようなものなのだろう。いろいろな要素を高度に組み合わせているということだが、一般に知られているのは、その検索されたキーワードが利用されている回数や比率、配置された場所や、被リンクなど。
ただ、この先、そのロジック(があったと仮定して)を追求してゆくのもかなり大変なので、ここまでとする。
(SEO屋さんじゃないので、あんまり面倒なことはやりたくない)
で、自分のNetStumblerページを切り刻みながら、その中の「問題箇所」を見つけ、ある程度「これかな?」というのが見えてきた段階で、Googleからみても健全なページになるよう、更生させようと思う。
to be continued ...
公開日:
2004年02月26日(木)
最終更新日:2004年02月26日(木)
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