会社ではDELLを使っているという方、多いかもしれません。私も、会社でまた業務委託で行っていた先(そこはPCも作っているメーカーだったが)でもDELLを使ってきた。
最近は、一般インターネット向けの雑誌でも綴じ込み式の広告をよくみかける。自宅のデスクトップはDELLという人も、買換え組を中心に多いようだ。そんなDELLについてちょっと詳しく見てみよう。
オーダーメイドパソコンって?
最初にパソコンを購入した時には「とにかく悩まずに買え、何も足さずに使えるもの」と探す人が多いでしょう。ところが、二台目、三代目になると、次第に知識もついてきて、スペックひとつひとつに対し希望がでてきます。
「OSはWindows2000がいい」
「ウィンドウをいくつも開いて作業するので、大きなモニターが欲しい」
「メモリを最初からたくさん積んでおきたい」
また、CD-RWなどを購入していたり、モニターまで買い換える必要はないという場合も多いと思います。 自分のニーズにあったパソコンを探そうと思っても、出来上がっているものだとどこか妥協しないといけない。
まあ、デスクトップなら購入してから自分でカスタマイズしていけばいいだけなのですが、そんなに深い知識があるわけでないので、下手に手をだすのもちょいとためらわれる・・・。
自作パソコンと出来合いのパソコンの中間地点あたりにこのオーダーメイドパソコンがあるのかもしれません。
購入者が注文する際に、OSやメモリ、またCD-ROMやDVDをどうするかなどを選択式で選び、メーカーはそれを受けて一台ずつ組み立てを行うというこの仕組みをBTO(Built
To Order)と呼びます。
DELLは、昨年日本を撤退したGateway(牛さんマークのパソコン)とともに、このBTO方式のメーカーとして世界的に有名です。日本では、企業向けのパソコンのイメージがまだ強いかもしれませんが、世界シェアでみるとトップ争いをしているレベルです。
「メーカー別では、DellがCompaqを抜いて世界のPC販売シェアで初めてのトップとなった。Dellのシェアは12.8%。世界規模の出荷台数は前年同期比34.3%増。米市場では同30.7%増だった。」
たとえば、右のように、各モデル毎に「最小構成価格」と書かれて金額が入っている。これは、いわば「スタート金額」みたいなもので、これにメモリを足したり、DVDをつけたり・・・とカスタマイズを加えていくということなのです。カスタマイズできる項目も半端でなく、たとえば右記の「DIMENSION
4300S ホームユーザーパッケージ」だと、OSやメモリから設置サービスの有り無しまで30項目について注文時に何らかの選択をしないといけません。途中、どっちがいいのか自信がなくなり、何度も中断しては、会社で同僚に相談したり・・・と、苦労も多いのですが、見事全部選択し終えて最終注文ボタンを押したときは気持ちのよい脱力感です。
他にも、オーダーメイドで購入できるメーカーサイトの代表としては、「
ibm.com」、「
Compaq
DirectPlus」などのメーカーや、PC販売専門店サイトなどがあります。
オーダーメイドパソコンはこんな人におすすめ
- パソコンにはこだわりがある
- 余分なものやソフトはないほうがいい
- パソコンの利用目的が明確
- みんなが持っているのと同じものでは何かイヤ
直販─デル・ダイレクト・モデル
デルは、直販のみでパソコンを販売しているメーカー。雑誌の広告には大きく電話番号とURLが書いてあり、電話とWEBサイトからの注文で直接パソコンを販売しています。この直販モデルは、「だから価格を抑えることができる」メリットと「ユーザとしては、やはり店頭でさわって持ち上げてみないと買えないよ・・・」というデメリット両面あります。
私も、やはり「触らないと」派ですね。ノートブックの場合には、やはり触って持ち上げてみた時の感触が重要ですし、キーボードの叩き心地も重要。以前、Gatewayのスリムで機能充実したパソコンがとても気に入ってしまって、購入直前までいったのですが、ショールーム近くにいくことがあり、触ってみたら10秒で気持ちがしぼんだことがあります。薄いのはいいのですが、キーボードが「ぱこぱこ」という安定感があまりにもないものだったのです。
DELLは、全国にいくつか実際にパソコンを触ることができるショールーム的なスペースを設置しています。
私が何度か実物を見に行っているのは、東京秋葉原のラオックス「ザ・コンピュータ館」です。他社メーカーのパソコンが販売されている一角に、DELLのコーナーがあるのです。といってもそこで、店員さんに「これください」と買うことができるわけではなく、注文するには、その場においてあるパソコンからオンライン注文するというちょっと不思議なもの。
それでも、場所が限られていることもあり、いついっても、真剣に実物を見たりキーボードをたたいたりする人で混みあっています。
常設ショールーム「DELL Real Site」レポート
DELLパソコンの購入方法
先ほど30項目と書きましたが、実際に購入者が「決断を迫られる項目」のうち、似たようなものを省くとこんな感じになります。
- CPU
- メモリ
- ハードディスク
- CD-RWドライブ
- ビデオコントローラ
- モニタ
- ステレオスピーカ
- モデム
- ネットワークコントローラ
- キーボード
- マウス
- オペレーティングシステム
- プリインストールアプリケーション
- サポートサービス
- プリンタ等周辺機器、ソフトウェアなど
- PC設置サービス
- フレッツADSL/Bフレッツ申込取次サービス
これらの項目をひとつひとつプルダウンやチェックボックスで選択して、最終的に注文したい構成内容が固まったら、注文です。
注文後の配送は10日から2週間後とのことです。それまでの間は、「オーダーステータス」というページにオーダー番号とパスワードを入れると、注文したパソコンのかなりリアルタイムの状況を確認することができます。
今、組み立ててます・・・と書かれていると、少しどきどきしますね。
このWEBサイトでは、自分と同じ中級レベルのパソコンユーザが、こんなオーダーメイドのパソコンを注文する時にちゃんと情報収集して、自分に一番あったものを手に入れることができるような情報提供をしていく目的で企画・制作しています。