無線LANのセキュリティ問題

02.12.28 [ 管理人日記2002年 ]
ちょっとびっくりした。

というのも、12月25日朝日新聞夕刊を手に取ったら、一面のメイン記事のタイトルがこれだったのだ。

「役所の無線LAN筒抜け」

無線LANのセキュリティ問題は、ずっと前からネット上のいろいろなメディアでとりあげられているけど、全国紙の一面に載っているのを見ると何だか新鮮。(無線LANって書かれても、何だかわからない人も多いんじゃないか?と思ったら、ちゃんと囲み解説がついていた。それによると「電波を使ってデータを交換する回線の方式」とのこと。)

詳細は何日間か「asahi.com」で読むこともできると思うが、なんでも20代のコンピュータシステム会社経営者が調査し、朝日新聞の指摘を受けて、気象庁が内部の状況を再度調査した結果・・・ということらしい。ここでとりあげられている「探索ソフト 」は、Network Stumblerかそれと同じようなソフトなのだろう。

私も、もちろんノートパソコンにNetwork Stumblerが入っているので、取引先など訪れて危うげなものを発見すると(セキュリティがかかっていなくて、社員PCの共有フォルダが見えちゃったり・・・など)、一応「こんな状況ですよ。踏み台とかに使われることもあるらしいし、システム担当の人にセキュリティかけるよう言ったほうが・・・。」と指摘をしているんだけど、次にいって何か改善されていた・・・ということはまずない。まあ、そんなに危機感はないんだろうなあ。

ちなみに、ITProに「こんなに怖い!無線LAN」(2002/12/18)という記事が載った日とその後数日は、当サイト全体のアクセス数と同じくらいのアクセスが、Network Stumblerページに殺到。メーカーの人が多かったが、恐らく今頃あちこちの会社で「おお、うちも危ないじゃないか。」などという発見が相次いでいたり、あるいは人によっては悪意ある目的で探査をしている人なんかもいるのだろう。

今日は、朝日新聞に再び「財務省など「原則廃止」に 無線LAN安全対策強化で」という記事も載っていた。財務省、文部科学省、総務省が、内部指針に、無線LAN設置の「原則禁止」を盛り込む予定とのこと。ホットスポットもそうだが、無線LAN利用も、セキュリティ問題で一度少し後退・足踏みをすることになるのかもしれないな、と思った。自分も十分な知識がないまま無線LANを使ってしまっているので反省しないといけない点ではあるけど、内部にシステムに明るい人がたくさん常駐しているわけではないお役所などは、そのほうが確かに安全なのかも・・・って思ったりもした。

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Jennifer Davis [Richard Miller]
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