ホットスポット元年かな?

03.01.11 [ 管理人日記2003年 ]
年初なので、昨年をちょっとだけ振り返ってみよう。

ホットスポットサービスに最初の申込みをしたのと、このサイトを立ち上げたのは同じ日で、2002年7月20日。詳しいことは日記「ホットスポット発見!(2002/07/20)」にある。(HOTSPOTからのメールに、こまい突込みを入れている。そういえば、初期設定がうまくいかず、めげそうになっていたっけ。)

その後、秋にかけて、「無線LAN」「ホットスポット」がIT分野の重要なキーワードとして注目されるようになり、アクセスも急増。駅でワイヤレスや東京都実験は終了してしまったが、その間にNTTコミュニケーションズのHOTSPOTとYahoo!BBモバイル中心にスポット数はどんどん増えていった。12月には山手線内であれば、主要なJR・地下鉄駅周辺に何箇所かはあって、移動途中にちょっと気軽に立ち寄れるようになった。(前は「ホットスポットを探すために移動」していた)

●管理人のホットスポット体験を振り返る

私個人としてはどうだっただろう?最初の1?2ヶ月間は、好奇心と「涼」を求め(自宅に冷房がなかった)、まるで「ホットスポットラリー」をやっているかのように、活動エリア内のホットスポットを次々に開拓していった。しかし、そんなホットスポット熱も一段落すると、立ち寄り先が固まってきた。「ちょっと遠回りしても立ち寄りたい居心地のよいスポット」と「初めての場所でも簡単に見つかるフランチャイズチェーン」だ。前者は長居用、後者はメールチェック用だ。

一番使わせてもらったのが、渋谷にある「モスペンカフェ」だ。500円前後の飲み物を注文し、インターネット利用料200円/時間を支払えば、店内の好きな場所で電源もつないでパソコンを使うことができる。さほど混んでいない店内には、同じくパソコン作業のために利用している人の姿が多く、インターネット利用料も払っているので気兼ねなく使える。テーブル配置のためか、周りの人の目を気にする必要もあまりなく、連続3?4時間使わせてもらうこともあった。同じく長時間使えて便利だったのは、都立中央図書館(東京都実験)。有栖川宮記念公園の緑豊かなエリアの中にある、5F建ての大きな図書館だ。残念ながら終わってしまったけど、図書館や公民館、区民センターなど、ぜひ無線LAN化してほしい。

こんな独立スポット以外では、モスバーガー(HOTSPOT)と、秋から急激に増えてきた銀座ルノアール(Yahoo!BBモバイル)。モスはもともと個人的に好きだったのだが、他のファーストフードと比べてとても落ち着ける店内なのでホットスポットとしてもGOOD。11月以降は、ルノアール利用頻度が圧倒的に増えた。電源を使ってもいいこと、長居OKなこと、神田南口店など、お店によっては専用ブースもある。

自分の活動エリアからはずれていたのであまり行けなかったが、とても気に入っていたのは品川プリンス内マウナケア(HOTSPOT)。大きなガラス越しに1Fのホール(レストラン)が見下ろせるカウンターで、トロピカルドリンクを片手にメールチェックなどしている、そんなプチ贅沢感がいい!

●この後の展開は、どうなるの?

ユーザとしてとっても気になる。なにせ、一種のSOHOワーカーである私個人はかなりヘビーに使わせてもらっているから。メールチェックに留まらず、長居可能なところでは、お仕事もしちゃっている。でも、正直、これは一般的なニーズじゃないよな、と思っている。そもそも、毎日パソコン持ち歩いていて、外出先で高速インターネットアクセスが必要という人がどのくらいいるのか。。。

・・・なんて書くと、普及に否定的と思われるかもしれないが、実はそうではなくて、いくつかの商用サービスが始まったとは言え、まだまだ「実験期」をでていなくて、見えていないことだらけなんだろうなと思っている。まず、モバイルするための主端末が見えていない。私はIBMのB5ノートを使っているが、正直、これは毎日持ち歩くものではない。ソニーのVAIO UなどのさらにちっちゃなサイズのPCもでているし、昨年末頃から無線LANも使えるPDAの新機種が続々登場し、買換えも今年一気に進むだろう。MSビルゲイツ氏が「SPOT」を発表しており、昨日はSPOT対応腕時計が公開された。私達が「近未来」と思っていた世界はすぐそこかもしれないが、そこで主流となっている「身に着ける情報端末」がどんな形をしたものなのかは、やっと見え始めたところかも。

使う側から見れば、PHSでも無線LANでも、なんなら有線LANでもダイヤルアップでも、つながりゃいいわけで、スピードはその時々のニーズ次第。契約サービスを事前に登録しておき、利用ニーズとロケーションから、最適な方法でインターネットに自動的にアクセスしてくれるツールなんかも普及するのだろう。(自分のパソコンにもそんなツールがあるのだが、使い方がよくわからん)今はまだ、外出先で見る価値があるほどのブロードバンドコンテンツもないが、これから登場するのかもしれない。ニュース・お天気などはテキスト情報で十分だと思うが、スポーツ中継はやはり動画で見たい─そんな人が仕事の合間にルノアールに駆け込み、WEB放送で見るのかもしれない。いや、FOMAで観るのかな?

どんなニーズを持った人を対象に、どんな場所で、どんなお金の流れでこのサービスが提供されるのか、見えてこない・・・という話もある。確かに。今はファーストフードやレストランが、顧客サービスの一環として提供しているものが多い。無料で使えるものもあれば、月額・日額利用料が必要なものもある。独立したサービスではなく、プロバイダのオプションサービスとしての提供も始まりつつある。そんな状況なので、関心があるユーザも、ちょっと様子見状態。
このサービス自体が、単独でビジネスになるようには思えないんだけど(無料で使えるところもあるのに、わざわざ高いお金を払う気がしないし。)、もし街中の様々な場所が無線LANによってカバーされ、これまで「自宅」「オフィス」と島のように点在していたインターネットアクセス可能エリアが「面」になったら、今とくにニーズがあるわけではないもので、価値あるサービスが生まれてくるのだろうと思う。
7?8年くらい前のことだが、「携帯電話なんて必要?バリバリビジネスマンってわけでもないし、電話なんてうちですりゃいいじゃん。」と私は友人に言っていた。数年後に、まさか自分にとって「持ってないと落ち着かない必須アイテム」になるとは思いもよらず。そんなことを思い出すと、「別に外でインターネットにアクセスする必要なんてある?」と言えない。

今年はIP電話の普及は間違いないが、ホットスポットのインフラがいずれモバイルIP電話のためのインフラにもなるのだろう。こっちは単に既存の電話がリプレースされるだけのようにも思うが、IP電話を法人に営業している人に話を聞くと、音声をデータとして送ることができるようになると、なんかいろいろ新しい機能も付け加わるらしい。細かいことは忘れてしまったが。

+ + +

だらだらと長く書いてしまいましたが、今年もホットスポットやIP電話のニュースを追いかけつつ、暇を見つけて都内のいろいろなホットスポットの体験レポートをアップしていこうと思っています。当サイトを利用してくださっている方々、特に投稿DBや掲示板に貴重な情報を書いてくださっている方々、今年もどうかよろしくお願いいたします。



追記:ホットスポットとは関係ないのですが、12月の日記で紹介したインコの雛は、立派に大きくなりました。詳細はこちら。


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