ホットスポット利用人口は増えるのか?

03.02.16 [ 管理人日記2003年 ]
先週、世田谷区の用賀から、葛飾区の金町というところにお引越しをしました。以前は「二子玉川を渡ると神奈川県」だったのに、今度は「江戸川を越えると千葉県」というとこです。気のせいかもしれないのですが、近隣住民の平均年齢が15歳くらいあがったような気がする。駅近くに(狭い)ルノアールがあって、物件下見の際に、パソコン開いてメールチェックしていたのですが、なにやら非常に非常識なことをしているような気持ちになってしまいました。

でもって、引越しに際して、せっかく入れたばかりのYahoo!BBは解約しちゃって、@nifty+イー・アクセスADSL12MB+無線LANにしました。Y!BBやBBフォンに不満があったわけではないのだけれど、引越しとなると、また移転手続きに恐ろしく時間がかかってしまいそうだったので、それを避けたい気持ちが働き。。。

+ + +


ところで先日、ホットスポット談義。(ちと長いです)

「ホットスポットって、利用者ほんとに増えるのかねえ。」

「やっぱビジネス層が多いから、会社が無線化してればともかく、そうでなければ、あえて自腹で無線LANカードまで買って使おうと思う人は少ないんじゃないかな。モバイル必要なバリバリ営業マンとかって、ちゃんとAirH"持ってるし。」

「『LAN』って聞いただけで、なんか難しそうなイメージを抱いちゃう人は多いよな。社内ネットワークだって、つまんないことですぐネットワーク担当とか人件費高いエンジニアとか呼びつける人いるだろ。」

「いるいる。他人のこと言えないけどね。実際、私も最初うまく接続できなかった。一人でモスバーガーで悪戦苦闘しているのって、なんか結構つらいし、むなしくなってくるのよね。自分の無知さを思い知るというか。」

「だね。今は、無線LANにもちょっと詳しかったり、新しもの好きだったりする20代30代男性ビジネスマンが中心なんだろうなあ。数は少ないけどね。」

「カフェでパソコン開いてカタカタとキーボードたたいている若い女性の姿なんて、vaioのパンフだけの世界かも。見かけたことないよ。(といいつつ、自分は女性なのだが。)」

「何がきっかけでブレイクスルーするんだと思う?」

「うーん、やっぱ端末かなあ。ノートパソコンに標準で無線LAN内蔵になったら変わると思う。自分のパソコンも内蔵なんだけど、そうでなかったら、わざわざ無線LANカード買ってまでやってなかったと思う。」

「それは近い先だと思うよ。オフィスも家庭も間違いなく無線化するからね。」

「あと端末の大きさ。ホットスポット利用するようになってから、またPDA欲しくなった。パソコンじゃないとだめな時もあるけど、B5版のノートパソコンをでんと広げて、狭い机の上でコーヒーをこぼさないように気をつけながらキーボード打つのって、やっぱりまだ違和感ある。『なんでここまでしてパソコン広げているんだろう。自分ってばやっぱりインターネット中毒?』みたいな。多分そのとおりなんだろうけど。」

「じゃ、PDA買ったら? 今、無線LANでアクセスできるやつ増えているだろ。WEB見たりメールチェックするだけなら、それで十分じゃん?」

「まだ無線LAN世代としては初期だから、バッテリーのもちとかいろいろあるみたい。けっこう高いし。それにPCとデータの同期をとっていこうと思うと、なんかそれも面倒で、やっぱりためらっちゃうんだよね。vaio Uを買おうかと思うこともあるんだけど、その場合でもメインマシーンとの使い分けするの面倒だよなあ・・・と。」

「で、コーヒーこぼさないよう手狭なスペースでパソコンを開くわけか。」

「実際、マックでポテトを床にぶちまけたことがある。恥ずかしかったぁ。」

「『格好つけてこんな所でパソコン開いているから・・・』なんて思われていそう。
で、話戻すけど、無線LAN利用者そのものが増えればホットスポット利用者も増えるって事なのかな。」

「ある程度は多分増えるんじゃないかなあ。外出先でインターネットにつなぐニーズがある人は使い始めると思う。でもそれって、やっぱりビジネス層にとどまるし、そんなに重たいコンテンツを見るのでなければ、場所を選ばないAir H"とかで十分という人が多いのかも。」

「プライベートでのニーズって、思いつかないよなあ。」

「うーん、プライベートなら家に帰ってからゆっくりメール書いたり、ネット見たりで十分。長居できるところならともかく、普通は『用をすます』程度の時間しか使えないでしょ。あ、でも買い物に行ってて、商品やお店の情報を調べたいと思うときはある。携帯でもある程度は調べられるんだけど、やっぱりPCで見るインターネット情報のほうが濃いから。まあ、こっちはPHSでアクセスすれば十分だけどね。別に11Mとかでてなくっても。」

「でも、洋服買いに新宿でかけた人が、バッグからIBMのノートパソコンとりだして買いもの情報チェックするなんて、変だよなあ。」

「(変で悪かったな!)一般的じゃないよね。そうなるとPDAだよね。でもいずれIP電話ともくっつくだろうし、やっぱり今年の夏とか秋には購入するかな。」

「IP電話ねえ。使ってる?」

「引越しでやめちゃったけど、Yahoo!BBでBBフォン使っていた。一般電話はあんまり使わなくなっているから、3分10円が7.5円になったっていっても、今ひとつお得度がぴんとこないんだけど、『ユーザ間無料』っていうのはインパクトあるよね。BBフォンユーザの人とは長電話しちゃいそう。」

「ホットスポットを基地局みたいな形にして、携帯のIP電話も実現していくんでしょ。でも、場所が限定されてのサービスじゃあ、使いにくいだろう。やっぱりいつでもどこでもじゃないと。」

「移動しながら、屋外設置のアクセスポイントを乗り継ぎ利用する技術はあるんだって。まあアクセスポイント増えないと意味ないけど。でも、たとえ場所が固定されていても、やっぱ『無料』インパクトは大きいよ。高校生から中高年にいたるまで、携帯通話料の負担はけっこう重たくなっているから。通話料無料っていう部分がクローズアップされたら、長電話するために、わざわざモスバーガーでドリンク注文する女子高生とかでてくると思う。」

「それで長電話するわけか。それはそれで、お店側にとって迷惑なことのような気もするけどね。」

「『IP電話ご利用の方はこちらにお座りください』とかって、カウンター席が用意されたりして。なんか公衆電話の復活みたいだけど。どう?あったら使う?」

「うーん、確かに最近は緊急連絡だけでなく、知り合いと長電話したりするのにも結構使うからなあ。家帰ってから普通の電話からかければいいと思いつつ、ついなんとなくね。で、そういう時ってオフィスの席で話すのもなんだから、喫煙所いってしゃべったり、歩きながらだと車がうるさいから、客先のビルのロビーとかだね。若い女の子達なんて、携帯が「メイン」で、長電話当たり前の世界だから、場所が限定されていても使ったりするのかもな。」

「始まってみないとわかんないけどね。『携帯端末を2つ持ち歩くなんて、絶対いや!』ってあるかもしれないし。何にしても、もうすぐ春だし、暖かくなってきたら利用者も増えるんじゃないかな。」

「え、そういうものか?」

「冬はコート着てたり、マフラーあったりで荷物も多いから、かばんからパソコンだすのって面倒なの。」

「・・・それはなんか、やっぱり女性の発想って感じだなあ。」

「そう?」

+ + +

てな感じで、まとまりがない会話をしていたのだが、
「楽観的なホットスポット利用者増加のグラフ」を書くとこんな感じだろうか。




ユーザがあんまり増えちゃっても使いにくくなるんだけど、
ユーザ増えないまま、サービスが後退していっちゃうのもいやだし・・・と、微妙な利用者心理です。

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